最近、開発を担当したのは施工部材です。施工現場で働く人の話を聞いて、作業負担を軽減できる施工部材をつくりたいと開発に取り組みました。製品化には1年かかりましたが、現場の人にも喜んでいただけたこと、オンダの製品カタログにも掲載されたことが、次の仕事のモチベーションにもなっています。
開発の仕事には試行錯誤が伴いますが、苦しみながらも成果を出せた時にやりがいを感じます。挑戦してみたいことは、現時点では世の中に存在していないモノをつくること。ゼロからアイデアを出して製品化し、それが10年後には当たり前の存在になっている、そんな新しい製品をつくりたいと思っています。
仕事をする中で、世の中にはモノづくりのヒントがいっぱいあることに気づきました。展示会で知った新しい技術や施工現場の人の話を参考にするだけでなく、配管資材には直接関係がないようなドリンクの容器から発想したり、100円ショップの商品を見て量産化しやすい形状について考えたり。どんなことでも仕事につながると思うので、いろいろなものに興味を持ち、アンテナを張っています。