生産技術部は製品をつくる設備の構想・設計・製作などを行う部署で、今は組み立てラインの作業をセンサーでチェックする設備を担当しています。これは、部品の取り忘れといったヒューマンエラーを感知して、未然に不良の発生を防ぐというもの。今後は、ロボットを使った設備の設計に携わりたいと考えています。
仕事で大切にしていることは、工場で働く人のことを考えること。設備を試運転した時、設計上ではわからなかった課題が見つかることがあります。現場で本当に役立つ設備にするため、試行錯誤を繰り返しながらつくり込んでいくのですが、この過程が苦しいと感じることもあります。そんな壁を乗り越えた時、大きな達成感を感じます。
私が設計した生産設備が導入されるのはオンダの工場です。工場で生まれた製品は、施工現場に届けられ、それぞれの住まいに取り付けられます。そして、生活する人とライフラインをつなぐ重要な役割を果たしています。間接的ではありますが、自分の仕事が多くの人々の快適な生活につながり、世の中の役に立っている。その思いが、仕事のモチベーションにもなっています。