ONDA総合カタログVol.37 2017-2018 株式会社オンダ製作所
408/472

2017-2018年度版 総合カタログ9索 引取扱説明書免責事項・安全に関するご注意技術資料各種認証参考資料・索引407技術資料■応力腐食割れとは 応力腐食割れは時期割れとも呼ばれ、主にオーステナイト系ステンレス鋼や銅合金等の合金の金属材料に応力(引張応力)と腐食環境が同時に作用した場合に発生し、通常では割れの発生しない応力でも腐食環境にさらされることにより、塑性変形すること無く脆性的に割れが発生する現象です。■応力腐食割れの発生原因 引張応力によってできた歪みが腐食環境と反応し、応力腐食割れが発生します。 製造工程上の残留応力は熱処理により除去できますが、施工時の締付けや曲げ応力などにより引張応力が発生します。 黄銅の応力腐食割れは亜鉛の含有量に依存し、亜鉛の量が増加するほど、応力腐食割れが発生しやすくなります。従って、青銅ではほとんど発生しません。■応力腐食割れの形態 通常の状態で黄銅を強制的に破断させた場合、その破断面は延性破断面を示し、黄銅の結晶粒界が延びたディンプル形状になりますが、応力腐食割れの破断面は脆性破断面を示し、黄銅の結晶粒界に沿って割れが進行した粒界破壊になります。黄銅材料破断面製造工程上の残留応力外部からの引張応力引張応力+応力腐食割れアンモニア雰囲気・硫化物高温水・蒸気 その他腐食環境強制的に破断させた破断面応力腐食割れによる破断面ねじの説明黄銅製品について材質サイズ½¾1黄銅・青銅製品N・m20〜3030〜4040〜50樹脂製品N・m15――材質サイズ½¾黄銅・青銅製品N・m1515樹脂製品N・m10―材質サイズ⅛¼⅜½¾11¼1½22½34 黄銅・青銅製品N・m7 〜 1010〜1515〜2525〜3540〜5050〜6060〜8075〜8590〜110110〜130130〜160160〜200ステンレス製品N・m152035507590120130160180210270注:・ねじ込みの際は上記の適正トルクで締付け、過大な力をかけないよう注意して下さい。 ・シールテープとシール剤を併用すると、シール剤が潤滑剤の役目をします。そのため適正締付トルクでもねじ込みすぎとなり割れの原因となります  ので、上記表の値は適応できません。ねじ込みすぎないように注意して下さい。異種金属のねじ込みは締付トルクの小さい方に合わせて下さい。ねじ径を先細に切った管用ねじです。Rねじ(おねじ)とRcねじ(めねじ)を適正締付トルクでねじ込めば、ねじ同士が密着します。シールテープ3〜5巻またはシール剤を使用します。●適正締付トルクねじ径を平行に切った管用ねじです。機械的結合を目的としています。ねじ自体に耐密性がないため、パッキン等を使用します。●適正締付トルク 黄銅材料は、長年にわたり種々の継手やバルブの材料として、広く使用されています。リサイクルについても青銅材料と同様に、市場回収され再度黄銅製品として生まれています。 黄銅材料は青銅材料と比較して、「①強度及び気密性に優れている」「②材料価格がお値打ち」というメリットがありますが、埋設等に使用されるとトラブルが発生しますので注意が必要です。黄銅製品の埋設(土中及び土壌に直接触れる転がし配管、水分が流入する可能性のあるコンクリート埋設も含む)での使用環境は、下記の応力腐食割れや脱亜鉛腐食が発生しやすい為、黄銅製品は埋設には使用しないで下さい。黄銅を埋設した場合、下記のような腐食が発生しやすくなります。 1.土壌に含まれる腐食成分、雨水や地下水などに浸透した腐食成分による腐食 2.迷走電流や電位差、異種金属接触腐食による電解腐食 また、テーパ(R・Rc)ねじの過度な締付けも応力腐食割れの要因となりますので、上記の適正締付トルクで締付け、過大な力をかけないよう注意して下さい。平行おねじより少し小さく切った給水栓用のおねじです。Rpねじにねじ込み可能で、位置決め、ねじ込み量の調節ができます。シールテープを多めに巻いて使用します。ねじ径を平行に切った管用めねじです。Gねじとはねじ有効径許容差が僅かに違い、Rねじ・PJねじと組み合わせます。ねじ込み量の調整がしやすいため、給水栓のねじ込み用に使用されます。R、RcねじRpねじPJねじGねじ応力腐食割れノンアスベストパッキンEPDMパッキン黄銅材料破断面製造工程上の残留応力外部からの引張応力引張応力+応力腐食割れアンモニア雰囲気・硫化物高温水・蒸気 その他腐食環境強制的に破断させた破断面応力腐食割れによる破断面

元のページ 

page 408

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です